もう28歳。


20代と言えるのも、あと2年を切った。 今が一番若いと言い聞かせているものの、だんだんと若さを言い訳にできなくなっていくことを痛感する。


なんで俺は、5年間も営業職としてのキャリアを続けてきたんだろう。 営業のスキルが身についたかと言えば、そうとも言えない。 如何に人と関わらないようにするかに心血を注いでいて、営業らしいことはほとんどしなかった。避けていた。


俺にはプログラミングはできないと思い込んでいた。手を付けては挫折し、手を付けては挫折しを繰り返していた。学んだことがどう役に立つかが全くイメージできなかったのだ。それと同時に、転職することを、営業からの逃げだと考えていた。1回目の転職は覚悟が足りず営業職に留まった。ITに触れられる業界という点だけは一歩前進だったのかもしれない。


2020年11月に「プログラミングを頑張っていこうぜ」という気概のオンラインコミュニティ内プロジェクトが発足した。それのおかげで、もう一度プログラミングをやってみるかと思えた。


半年が経ち、未だにプログラミングの勉強が継続できている。GitHub が使えるようになった。コードを書いて報酬をもらうという経験もできた。競技プログラミングをもっと上達させたい。半年前からは考えられない状態だ。正直言って今プログラミングが楽しい。この状態は一人ではなし得なかったことだ。励ましてくれるメンターや見守ってくれる仲間がいたからこそ成り立っている。


まだまだ自信はないが、時間は待ってはくれない。かと言って焦る必要もないと思う。

この行動あるいは決断で自分が幸せになるかどうかは分からない。年収はほぼ確実に下がるし、プログラマーになれば万事解決ということはありえない。でも、転職をしてみようと思っている。


まだ28歳。